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□ビューティフル・サンデー□

<作者>雪代鞠絵
<挿絵>金ひかる
<レーベル>ショコラノベルス

<あらすじ>
恭輔は大企業に勤める野心家で傲慢なエリート。専務の娘と婚約し、順風満帆な人生を歩んでいた。出世コースの一端として大阪支社へ二年間の転勤が決まり、東京を離れる前夜、恭輔は婚約者の弟で高校二年の小鳩から突然、恋を告白される。恭輔は適当にあしらおうとするが、偶然小鳩に弱味を知られ、「大阪にいる間限定の恋人」という立場を許す羽目に。小鳩が週末毎に恭輔の元を訪れる、奇妙な遠距離恋愛が始まる。最初は小鳩を邪険にする恭輔だが、危ういほど素直で純朴な小鳩に惹かれ始める。だが小鳩は恭輔に重大な真実を隠していた-。

<読書メモ>
貧乏で苦労をした経験から、出世の為に人を踏み台にすることも厭わないデキるサラリーマン・恭輔×複雑な生い立ちから常に自分を出さず、不器用に生きる高校生・小鳩のお話。

「愛ってなに?~俺は愛なんて見たことないよ」
傲慢で、出世欲が強くて、恋人すらも自分が成り上がるための道具としか思わなかった恭輔と、人から愛を与えられたことのない小鳩。
そんな2人が週末だけの逢瀬を重ねるうちに心を通わせていく…ってな単純なお話ではありませんでした。
傲慢な恭輔がだんだん小鳩に惹かれるのに対し、近づいたと思ったらするっと逃げてしまう小鳩は、最後の最後まで心の内を見せてくれず、その心の暗闇の深さに衝撃すら受けました。
途中からは小鳩のけなげさと、育って来た環境の苛酷さに何度も胸を締め付けられながら、恭輔よ…早く小鳩を幸せにしてやってくれ…と願いながら読んでいた気がします。
恭輔に隠し事がばれ、小鳩が窘められるシーンでは、小鳩が恭輔にぶつける言葉のひとつひとつが、それまでの小鳩の孤独を表していて、読んでいて苦しくなるほどでした。
「愛ってなに?~」と小鳩が恭輔に問うシーンが特に印象的で、普段はでんと構えたデキる男が思わず答えを返すことができなくなるほどのそれは深い小鳩の孤独に、とうとう私も涙を堪えきれなくなるほど。
そんな小鳩に、恭輔がとにかく「愛される」事を教えようと決意するわけですが、タイトルにひっかけたラストシーンがとても素晴らしかったです。
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ユウリ

Author:ユウリ
趣味は読書(BL本多し)と野球観戦のしがないOL。ぼけ~っと日々過ごしていますが、時折「とぁっ!」っと突然に目にしたものに燃える(萌える?)傾向あり。
今まさに燃えているのがBL小説とダイエット。
あんまり陽気ではない(?)関西人です。

※BL本(いわゆる男同士の恋愛話の本)中心にメモしてますので、そいうことに嫌悪感を抱かれる方は、ご注意下さいませ。

※コメントやTBは大歓迎です!但し、あまりにブログの趣旨とかけ離れているような記事に関しましては予告なく削除させて頂きますのでご了承下さいませ。

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