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□アマンテ□

<作者>華藤えれな
<挿絵>円陣闇丸
<レーベル>リンクスロマンス

<あらすじ>
もの狂おしいタンゴが流れる冬の夜、人生は大きく変わった―。
孤児だったロベルトはマフィアのボス・ビクトルに引きとられたものの、裏社会にはいっさい関わらずに清廉な道を歩んでいた。
だがある時、襲撃されて重態に陥ったビクトルの傍にいるため、ファミリーに入ることを誓う。
それを知って激昂したビクトルに、愛人として扱うと宣言されたロベルト。
かつて一身に注がれていた愛情が消え、冷厳な眼差しで抱かれても、歪な歓びを感じていたが…。

<読書メモ>
冷酷で大組織を束ねるボスながら、ロベルトには人間らしいやさしい一面を見せる・ビクトル×政治犯の子どもとしてスラム街で身を隠しているところをビクトルに拾われた、努力家で頭脳明晰、そして一途な情熱を持つ青年・ロベルトのお話。

「サウダージ」のスピンオフだそうですが、「サウダージ」は斜め読みして私的には印象も薄かった為、どうだろうかと思いましたが、現在好きな「薄幸の受が攻に救われる」設定だったのと、円陣さんの挿絵があまりに素敵で読み始めたら、見事にハマリました。
もともとカタカナ名が出てくるBLは苦手なのですが、「アマンテ」は大丈夫でした。
ロベルトが若干ひとりよがり気味だったので、ビクトルの為を思って暴走する度はらはらしながら読みましたが、ロベルト自身はそんな大きな危険にさらされることもなく、同じスラム街出身のレオンにフォローされながら成長していく(って解釈はちょっと違う??)、そんなお話でした。
ロベルトはそんな感じで、若干から回りばかりのキャラだったのですが、そんな彼を「自身の希望だ」と言って陰になり日向になり大切に守り、ロベルトの押しの強さに愛人としてひどく扱ってしまうことがあっても変わらない愛でロベルトを包み込んでいたビクトルがとても素敵でした。
マフィアとして、クールで堂々した雰囲気のビクトルが、中華料理を日本食と間違え、レオンに突っ込みを入れられるシーンが特にお気に入りで、叙情的で官能的な雰囲気と裏社会の緊張感の中、ビクトルが見せる人間らしさが特に私の中でとてもツボだった1冊でした。
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□上海夜啼鳥(ナイチンゲール)□

<作者>華藤えれな
<挿絵>真生るいす
<レーベル>リンクスロマンス

<あらすじ>
革命により、家族と言葉を失い、上海の娼館で男娼として働く小鈴。ある夜、尊大で冷たい雰囲気の建築士・相馬篤彦に買われ、そのまま身請けされる。娼館の経営者である李に逆らえず、戸惑いながら相馬と暮らし始めるが、喋れない自分の気持ちを理解しようとする彼の優しさに次第に惹かれていく。そんな中、李から相馬の手がける設計図を盗めと命じられる。相馬を裏切りたくなかった小鈴だが、自分は相馬が日本に残した妻の代わりでしかないことに絶望し…。

<読書メモ>
無骨で不器用、決して色男ではないが、優しさと情熱を隠し持った建築士・相馬×過去に受けたショックから言葉を話せない、気は強いがどこか後ろ向きなロシアからの亡命貴族で今は男娼をしている・小鈴(シャオリン(男娼としての仮の名))のお話。

昭和初期の上海が舞台です。
色んな欲が渦巻く上海で、裏社会に通じる李の駒となり体を売ることに孤独と諦めを感じていた小鈴が、時に反発しながらも不器用に相馬に想いを寄せる姿がけなげでとても良かったです。
と同時に李と言う黒幕や、阿片などに関わる裏社会に足を突っ込んでいた小鈴にいつその魔の手が伸びるかハラハラしながら読みました。
小鈴が言葉を話さないので、相馬とは筆談を中心に会話が進むのですが、時折目で小鈴が相馬に訴えかけるシーンが何とも色っぽく、言葉で愛を語るよりも官能的でした。
上海の叙情的な雰囲気と、男娼とその身柄を引き受けた客という淫猥な雰囲気、裏社会、そしてそんな関係のなかで無骨な相馬が、素直になれず本心を隠したままの小鈴にあれこれ不器用に尽くす姿、危険を承知で相馬を守ろうとする小鈴の不器用な芝居、きらっと光る二人の純粋な思いがとても良かったです。
2段組でかなりのボリュームでしたが、面白くて一気に読めるほど、物語の世界に引き込まれた1冊でした。

□情熱フライトで愛を誓って□

<作者>青野ちなつ
<挿絵>椎名咲月
<レーベル>B-PRINCE文庫

<あらすじ>
「あなたにもう一度会いたくて、僕はパイロットになりました」フライトエンジニアの郁弥は、東京へ向かう旅客機のコックピットで、年下のパイロット・圭吾に熱烈な告白をされてしまう。精悍な黒い瞳と甘い容貌で、騎士のように情熱的に郁弥を求める圭吾に、心は甘くときめいて…!!甘い恋人の時間にはちょっぴりサディスティック&淫らに翻弄する圭吾も…。

<読書メモ>
真面目で一途な将来有望パイロット・圭吾×仕事熱心でクールだが言葉が少し足りないフライトエンジニア・郁弥のお話。

航空ものなので、張り切って読んでみました。実は読む前は挿絵がキラキラしていてちょっぴり食わず嫌い気味でした(すみません)
今まで読んだパイロットものBLの大半が年上でカリスマ性を持ったデキる攻の設定だったので、今回の年下努力型攻は新鮮でした。
ただ、主役2人のキャラがあまりに平凡で、茶々入れ係の圭吾のいとこが一番印象深いキャラだったのが少し残念(笑)
郁弥が冷徹に圭吾を振り回したりするキャラだったらもっと私好みだったのに…。
航空ものBLのほぼテンプレな、主役どちらかが飛行中にとんでもないトラブルが起きる→解決して愛が深まると言う設定がなく(トラブルは脇役に起こりました)、どちらかと言うと郁弥の心の動きに焦点を絞ったようなお話だったので、これもまた新鮮で良かったです。
かと言って、恋愛一辺倒でもなく、ほどよく2人のお仕事ぶりが書かれてあったので、航空ものBLとしても満足できるお話でした。

□愛してないと云ってくれ□

<作者>中原一也
<挿絵>奈良千春
<レーベル>シャレード文庫

<あらすじ>
日雇い労働者の集まる街で診療所を経営している青年医師・坂下。彼らのリーダー格の斑目は、屈強な男たち相手に一歩も譲らず日々奮闘している坂下を気に入り、なにかとちょっかいをかけていた。ある日、坂下と仲のよい日雇いのおっちゃんが肝硬変を患っていることが発覚。家族に知らせて手術を受けるよう説得してもらおうと考える坂下を、この街の現実を知る斑目は無駄だと一蹴する。坂下を諦めさせるため、躰と引き替えにならおっちゃんの住所を教えてもいいと条件を出す斑目。脅しのつもりだった斑目だが、自分の本気を示すために坂下はその条件をのんで抱かれることになり―。

<読書メモ>
日雇い労働者たちのリーダー的存在で、フェロモンを撒き散らす色男、医師だった過去をもつ・斑目×日雇い労働者たちが集まる町で診療所を開く、正義感が強くお人良しな医師・坂下のお話。

購入してから何度も読みましたが、今回続編も発売されたので再び一から読み返しました。
エリートや御曹司が出て来て受を幸せにする話がマイブームですが、一筋縄ではいかないオヤジや血の気の多い若者たちの人間くさいお話も好きです。
斑目と坂下のやりとりはテンポが良く笑わせてもらえ、おっちゃんやひそかにイケメンな双葉、坂下のおばあちゃん、歯ブラシの柄を使って大変なことになった患者(笑)などなど、個性的であったかい人たちと坂下の交流にほんわかとした気持ちになれるところも魅力です。
続編でも時折、坂下は斑目を前にすると自分の中にある女の部分を呼び覚まされると考えるのですが、おっちゃんのために斑目に潔く体を差し出したり、斑目の弟に平手打ちをしたり、実は誰よりも男らしい坂下の奮闘ぶりに、とにかく引き付けられるお話でした。
ちなみに、ベンチで酒を飲みながら斑目が「…おっちゃんも罪な男だよなぁ」とつぶやくシーンは、何回読んでも泣けてくるのでした。

□光さす道の途中で□

<作者>杉原理生
<挿絵>三池ろむこ
<レーベル>ルチル文庫

<あらすじ>
真野は、親友の栗田に紹介された高東のことが自分でも不思議なほど苦手だった。奇妙なバランスのまま、仲のいい友人として高校生活を送る3人。その後、他県に進学した栗田とは次第に疎遠になり、同じ大学の真野と高東は距離を縮めていく。ふたりは互いの気持ちに気付くが、高東は時折見せる態度とは裏腹に、何故か真野と一線を越えるのを拒んでいるようで…。

<読書メモ>
マイペースであまり物事に頓着しないが寂しがりやで、友達思いの高校生・高東×他人との交流が苦手で誤解されやすいが、友情に厚く優しい高校生・真野(後に2人とも大学に進学)のお話。

作者が書きたかったと言う、桜並木の通学路を頭の中に描きながら、何度も目が潤みました。
真野の親友である栗田の秘めた想いや、真野の幼い頃の想い出、そして真野の瞼に焼き付いている高東の姿。
そのどれもが切なくて涙が出そうになり、読み終えた後にあくまで物語の中なのに、自分の通った学校にあった満開の桜と重ね、懐かしい想い出を紐解くような余韻が残るお話でした。
真野、栗田、高東の微妙なバランスの友情と、友達を思う気持ちがやがて恋になって行くまでの過程がとても良かったです。
思いも寄らぬエピソードが2人を待っていましたが、最後、桜の下で高東が真野に「好きでいていいか?」と問いかけるシーンに胸がいっぱいになり、けれどようやく着地点についた2人にほわんと幸せな気分にさせられました。
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ユウリ

Author:ユウリ
趣味は読書(BL本多し)と野球観戦のしがないOL。ぼけ~っと日々過ごしていますが、時折「とぁっ!」っと突然に目にしたものに燃える(萌える?)傾向あり。
今まさに燃えているのがBL小説とダイエット。
あんまり陽気ではない(?)関西人です。

※BL本(いわゆる男同士の恋愛話の本)中心にメモしてますので、そいうことに嫌悪感を抱かれる方は、ご注意下さいませ。

※コメントやTBは大歓迎です!但し、あまりにブログの趣旨とかけ離れているような記事に関しましては予告なく削除させて頂きますのでご了承下さいませ。

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